【理念経営2.0:手堅い成長戦略(その2):「ニッチ」型戦略】
「ニッチ」とは「より小規模で特定化されたセグメント(区分)」のことです。「ニッチ」型戦略とは、一言で言えば「競合他社との直接競合を回避し、棲み分けした特定市場に資源を集中し利益を着実に上げていく」戦略です。
売上げ規模を大きくすることよりも利益率を重視します。下手に欲を出し単に売上げ規模を大きくするだけでは、他社の参入を回避できず戦略は失敗すると言われています。
「ニッチ」型戦略には種々のものがあります。「参入障壁」を高める2つの要素、「質的限定」(事業に必要な経営資源が非常に特殊)、「量的限定」(市場規模が小さすぎて採算が取れない)の2軸で分類できます。具体的な個々戦略についての説明はここでは割愛します。(詳細については『競争しない競争戦略』山田英夫(日本経済新聞出版)をご参照ください)
孫子の兵法、「闘わずして勝つ」でもあり、理念経営として是非お勧めしたい戦略の1つです。
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