【理念経営2.0:「統制」から「自走」する組織へ(その2):「自己統治型カルチャー」へ】

 「統制型マネジメント」から脱却するためには、「全社一丸」(命令/指示)に変わり、「全員一丸経営」(自発性重視)のコンセプト導入が不可欠です。

 そのためには、①「人間性尊重」、②「対話重視」、③「相互の信頼関係」(上下左右)の3点が基本要件となります。そして信頼関係が醸成されて初めて「心理的安全性」が確立されます。「心理的安全性」が確立されていることを前提に、徐々に個人への「権限移譲」がなされることで、やがて「自発性」や「自律性」が芽生えて来ます。

 自律的にやるべきことを決め、個人間で率直に話し合い、互いに信頼しあい、助け合うことができるようになります。「黙従型のカルチャー」から「自己統治型のカルチャー」へ変容することができるのです。

 この「自己統治型カルチャー」への変容は、そう簡単なことではありません。詳細には、拙著「全7巻シリーズ第3巻」「全7巻シリーズ第7巻」第2章などをご参照ください。


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