【理念経営2.0:リスクマネジメントによる経営(その7):長寿企業のレジリエンス力】
長寿企業とは100年以上存続しいる企業のことを指します。過去100年間には、
経済不況、自然災害、パンデミックなど数多くの災害の中を生き延びていることになります。そういった意味では、まさに長寿企業は、レジリエンス力(復元力)が高いと言えるでしょう。
長寿企業の共通点として、以下の8点を紹介しました。(8月17日公開ブログ「長寿企業から学ぶ」を参照)
❶実力主義:後継者は、血縁以上に「能力」で選ぶ。
❷失敗への寛容さ:チャレンジした結果が失敗ならば、むしろ前向きに評価する。
❸財テクの禁止:財テクに手を出して良いことは1つもない。
❹本業重視:コアとなる技術・ノウハウを磨き続ける。そして応用する。
❺経営理念が浸透:「三方よし」「勤・倹・譲」などの精神。
➏従業員重視:「従業員やその家族」を大切にする。
❼顧客重視:「顧客のニーズ」に積極的に取り組む。
❽地域重視:「地域に密着」し、「信頼関係」を構築。
上述の各項目は、「理念経営・全員一丸経営」の要件を含み、かつ「ビジネス・レジリエンス・マネジメント・プロセス」(BRMP)との整合性が非常に高い。長寿企業は、基本的に「つぶれない会社」要件を満足していると言えます。リスクマネジメント(RM)による経営に生かさない手はありません。
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