18)パープルオーシャン戦略
みなさん、こんにちは!
今日のタイトル、「なんだこれは?」 と思った方も多いのではないかと思います。ヒント
は、レッドオーシャン、そしてブルーオーシャン。そうです、赤と青を混ぜると紫になりま
すね。
先回、「ブルーオーシャン戦略」についてお話しました。本質は、大変オーソドックスな、
「スマート(価値を高める)・リーン(コストを削減する)戦略」に含まれる、といった内
容です。
しかし実際のところ、「価値を高め、同時にコストを下げる」ことは、一般的に難易度が高
いと言われています。また、Q&B(低価格のヘアカット専門店です)は、ブルーオーシャン
の一例と言われていますが、その後、簡単に真似されてしまいました。このように、「ブル
ーオーシャン戦略」は、「ノウハウが簡単に見破られやすい」という欠点があります。
一方、「パープルオーシャン戦略」の場合、思いっきりぜい肉をそぎ落とし低コスト化した
後、高付加価値化を狙います(逆もあるかも?)。現状のベースから飛び石のようにジャン
プすることなく、シナジーを聞かせながら2段階で新しい事業モデルを実現しますので、成
功確率は高く、簡単には真似できないと言われています。
最近の国内の事例としては、ユニクロが有名です。ユニクロは、より低価格のGUをオープン
し、さらに、よりデザイン性の高いTheoryをオープンしました。それらで研究しノウハウを
蓄積してから、両者の特徴を生かし、現在東京有明に”有明モデル”なるものを建設中のようで
す。DX(デジタルトランスフォーメーション)を取り込み、従来の直列型のバリューチェー
ンから、ネットワーク型のバリューチェーンへと組織を進化させています。「より高付加価
値、低コスト化を狙っている」と言われています。
まさに、典型的な「パープルオーシャン戦略」と言えるでしょう。
皆さんもアフターコロナに向け、身近なところからこの「パープルオーシャン戦略」にチャ
レンジしてみてはいかがでしょうか? 先にお話しした「フルーガルイノベーション」とも
一脈通じるものがありそうですね。
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