53)経営理念について(その3:あるべき理想の姿)

 みなさん、こんにちは!
今日は、経営理念の構成要素の1つ、「あるべき理想の姿」について学んでいきたいと思います。

「あるべき理想の姿」とは、コラム51で既述したように、「組織の目的」である「存在意義」の、「具体的表現」である、と私は考えています。最近、はやりの言葉でいえば、「パーパス」のことでもあります。

組織の「存在意義」について、もう少し深堀りしたいと思います。

「存在意義」とは、私の尊敬するメンターによれば、「わが社は、何のために存在するのか。なぜ、存在しつづけなければいけないのか。なぜ、この社会が、国が、世界が、我が社を必要とするのか」という問いに対する答えを求めつづけることで、最終的には得られるもののようです。

さらに具体的な考え方があり、分かり易いので以下ご紹介します。

 問1:「我々は何者か?」(自らが本質的かつ独自に提供可能な強みはなにか?)。
 問2:「世界のニーズは何か?」(経済的ニーズ、社会や人道的ニーズなど)。
   問1と問2の答えの重なる部分が、「存在意義」である。

いいかえると、「存在意義」とは、「社会の特定のニーズに対して、自社独自の強みを活かした価値提供ができること」といえるのではないかと思います。

この得られた「存在意義」の「具体的表現」が、「あるべき理想の姿」となります。

ここで、一息いれたいと思います。


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