36)「経営理念」浸透活動の実践(まとめ)

 みなさん、こんにちは!

「経営理念の浸透が難しいわけ」について述べてきました。では、どうしたらよいのだろうか、ということで、以下、全社的な観点から、具体的に実践すべきことを、まとめてみました。詳細なご説明は省略させていただきたいと思います。ご参考になれば幸甚です。

Ⅰ:全社活動として
 ➀リーダーの熱き念い
  ・リーダーの心の底から湧き出る念い、「志」を熱く語る。

 ➁リーダーの率先垂範
  ・リーダー自らが、体現、実行する。

 ➂業務活動などの具体的活動の場づくり及び活発化 ※1
  ・OJT等を中心としたコミュニケーションを、現場業務(共感の「場」でもあります)
   を通じて実践する。
※2(具体的活動の「共感の場」を通じて、コミュニケーションのみならず、人々の間の
   相互作用による「学習の場」にもなる。結果、理念の浸透や定着化に対する効果も得
        られる。)※1,2:’2020年11月2日追記   

  ➃朝礼等でのスピーチ
  ・経営理念に関連する気づき、体験などを、皆の前で語る(トップだけでなく、でき
       れば全員で順番に)。


Ⅱ:人事戦略・施策として
 ➀研修体制の確率
  ・入社教育、職能別、階層別等の就業教育の制度設計及び実施。

 ➁「論文制度」の導入
  ・自らの気づきや体験を、論文としてまとめる(A4用紙、1枚程度。文章にまとめる作
   業を通じ、しっかり納得し、心の底に落とし込むことも可能になる)。

 ➂本人自らの実行レベルを人事考課に反映
  ・経営理念全般(ミッションや行動指針を含む)での実行状況を組織として評価し
   人事考課に反映する。

 ➃「入口管理」と「出口管理」
  ・採用時から、経営理念全般との親和性をチェックする。また、退社時にも、本人が
   納得した円満退社になるよう、手厚くケアする。

 ⑤浸透度合いの定期的調査(サーベイ)
  ・経営理念全般の組織への浸透度合いを、定期的に調査(意識調査など)する。

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