39)徳あるリーダーの条件(その3:5つの徳目「礼、知、信、義、勇」)

 おはようございます!

徳あるリーダーになるための「5つの徳目」について、学びます。

「礼」:礼儀正しく、目上の人や優れた人に敬意をしめす心、品性や折り目正しさ、秩序を重んじる心です。「覇道」(武力や権謀で支配する)ではなく、「王道」(徳をもって治める)への「入り口」と言われています。他の言葉でいうと「謙虚さ」といえるのではないかと思います。「謙虚さ」は、リーダーシップにランクをつけるとすれば、最高位にあるもの
といわれています。

「知」:ものごとを感じ取る心、事実を知り、本質を見抜き、ものごとの道理がわかる、といった心のはたらき、といえるでしょうか。経営者にとって、「論理性」は不可欠であるといわれますが、その「論理性」のベースとなるのが、この「知」であり、きわめて重要なものといえます。

「信」:神仏への信仰心。仲間や他の人々を信じること、と同時に、他の人々から信じられること、といった意味があるようです。社会や組織では信頼関係が求められます。そのベースになるものです。「信用、信用、また信用」です。

「義」:是非、善悪を分ける力であり、「肝となる哲学」ともいえるでしょう。戦国ドラマで、武将がよく「大義はあるのか?」ということがありますが、この義のことですね。判断力や決断力のもとになるものです。

「勇」:ものごとに恐れないこと。勇ましいといったことです。「蛮勇」(義がない)ではだめです。「義」にのっとった「勇」であるべきです。決断力、実践力の源になるものです。経営者にとって、大きな成果をだすために、最後に必ず求められるものです。

先に述べた「仁」をもって、以上の5つの徳目を、日々実践し、磨きつづけることにより得られるのが、「徳」ということになります。オーラを放つ「徳ある経営者」をめざしましょう!

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