51)経営理念について(その1:経営理念とは)

 みなさん、こんにちは!

経営理念について、あちこちで、やや断片的に述べてきました。今一度、体系的に、「経営理念」について学んでいきたいと思います。

経営理念について、松下幸之助翁のことばを以下引用します。「私は、60年にわたっ事業経営にたずさわってきた。そして、その体験を通じて感じるのは経営理念というものの大切さである。いいかえれば、”会社は何のために存在しているのかこの経営をどういう目的で、またどのようなやり方で行っていくのか”という点について、しっかりとした基本の考え方を持つということである。、、、」

ここから、「経営理念」とは、二つのことについての「基本的考え方」である。第一は、組織の理念的目的(この企業は何のために存在するか)。第二は、経営のやり方と人々の行動についての基本的考え方。

つまり、「組織の目的についての理念(存在意義)」と「経営行動の規範についての理念」、その2つの部分から経営理念は構成されている。 (以上、『経営学入門』より引用)

前者「組織の目的についての理念(存在意義)」は、「あるべき理想の姿」(パーパス:存在意義)のことであり、さらには「基本理念(基本的で最重要な価値観)」がベースにあるといえるでしょう。

後者「経営行動の規範についての理念」は、「経営の目的」(事業の方向付け)と「経営目的を達成するための方法」の2つより構成され、私はそれを「使命」(ミッション)と位置付けています。

したがって、「経営理念」は、「基本理念」、「あるべき理想の姿」、「ミッション」の三点セットで、私は考えています。

次回は、「経営指針」、「行動指針」についてご説明する予定です。

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