52)経営理念について(その2:経営指針と行動指針)
みなさん、こんにちは!
前回、「経営理念」は、「基本理念」、「あるべき理想の姿」、「ミッション」の三点セットということでご説明しました。
今日は、「経営指針」と「行動指針」についてご説明したいと思います。
両者とも、「経営理念」という、経営の「基本的な考え方」を、日々の業務の中に浸透させ、生かされるよう、より具現化するためのものです。つまり、具現化するためのガイドライン(指針)となるものです。
(以下、コラム7)と若干、重複しますが、ご容赦ください。)
まず、「経営指針」についてです。
「経営指針」は、会社経営の責任をもつ、社長や経営幹部が守るべき「行動指針」といえるでしょう。これは、「経営の羅針盤」とでもいえるものです。「経営マインド」、「経営判断基準&経営コンセプト」、「経営ルール」の3点セットです。(興味のある方は、『ビジョナリーカンパニー➁』をご覧になってください)
「行動指針」については多くの方がご存知と思います。リッツカールトンのクレドが有名ですね。「私は「組織全員のとるべきマインド(姿勢・習慣・態度)」と定義しています。「私たちは、こういうマインドで日々の仕事をしています」ということです。もちろん、社長や役員もまもらなければなりません。
さて、「経営理念」の三点セットは、経営行動の「指針」(規範)とも言われています。そういった意味では、「経営指針」や「行動指針」は、「経営理念」をより具体化した、実践的な「指針」といえるでしょう。
したがって、「経営理念」の三点セットに、「経営指針」と「行動指針」を加えたものも、広義で「経営理念」と呼んでもよいのではないかと、私は思います。
私自身、広義の「経営理念」を、「企業理念」という呼び方をして、あえて区別することもありましたが、紛らわしいので、今後は一本化したいというのが、現在の私の思いです。
また、三点セットの1つ、「基本理念」のことを、狭義の「経営理念」と呼ぶ場合が私自身もありました。これも紛らわしいので、「基本理念」は、「基本的で最重要な価値観」(前回コラムでご説明)ということで、、今後は「経営理念」とは区別していきたいと考えています。
今後とも、宜しくお願いいたします。
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