46)「理念経営システム」概要と構成要素(その1:組織の機能・しくみ)

 みなさん、こんにちは!
今日は、「理念経営システム」について、ご説明いたします。

全体のイメージですが。「理念経営を遂行する組織」を三角形とします。それを取り巻く二重の、同心円があります。内側の円は、組織の「隣接環境」(ビジネス業界)、外側の円は、「グローバル環境」(=マクロ環境:政治、経済、社会、技術など)です。
今日は、この三角形の「組織の機能・しくみ」のご説明になります。

理念経営の重点テーマとしてすでに、「理念ベースのマネジメント」として、ご説明していますが、簡単に復習します。:

マネジメントの課題は、3つあります。
➀その組織の環境(上記の2つの円です)をマネジメントする。
➁組織内部の人間集団をマネジメントする。
➂組織と環境それぞれの中での問題点(対立点という意味で、以下、「矛盾」といいます)、組織と環境間の矛盾をマネジメントする。矛盾のマネジメントが経営の本質であり、矛盾こそが発展のエネルギーの源泉。
(以上、『ゼミナール経営学入門』(伊丹敬之/加護野忠男)より)

以上全体をイメージしていただき、今日は、組織の経営システムの機能・しくみについて、
私の考え方を、ポイントのみご説明いたします。

組織である三角形は、4つのレイヤー(層)から構成されます。一番上から、「Ⅰ、基本方針」(企業理念、ビジョン、戦略、事業計画など、全体を指します)、「Ⅱ、活動」(企業の活動全てです)、「Ⅲ、組織・しくみ」(Ⅱの活動全てを支える、業務フローやルールなどを指します)、「Ⅳ、カルチャー」(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲを通じ、特定のDNA(遺伝子)が組織に浸透し形成される)です。

Ⅱの活動について、若干補足いたします。企業活動の全て、と上述しましたが、私の考え方をご紹介します。

活動には3種類あります。
➀創造(クリエイション)活動
➁革新(イノベーション)活動
➂業務維持/拡大活動

上記3つの活動は、Ⅰの「基本方針」の下に、さらに、Ⅲの「組織・しくみ」に支えられながら活動をしていきます。ⅠやⅢに埋め込まれたDNA(遺伝子)が活動に定着し、組織に浸透定着することで、目指す創造性あふれたカルチャーが形成されることが可能となります。

次回は、組織や環境の機能的要素についてご説明いたします。

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