27)理念経営の本質-その4;徳ある人材の登用

 


27)理念経営の本質-その4;徳ある人材の登用

さて、重点テーマの2番目の柱が、創造性あふれるカルチャー形成でした。企業は基本的には、「ゴーイングコンサーン(企業は継続しなければならない)」でなければなりません。

いくら創造的なカルチャーを形成し、たとえ進化していても、徳のない経営者がかりにトップになり、いったん権力を握ると、企業が公器であることを忘れてしまうことがしばしば生じます。創造的なカルチャーができていたとしても、簡単に崩壊してしまう可能性はかなり高く、世の中でもしばしば、そういったことが発生します。

やはり、人間はどうしても、我執や我欲の虜になり易く、企業を私物化することがしばしばおきていますね。そういった意味で、理念経営を継続していくためには、徳あるリーダーを育成する仕組み、徳あるリーダーが昇格し、トップになるしくみ、また、徳あるリーダーを継承者にするしくみは、不可欠であると私は考えています。

権限のある、組織のトップに徳があることがいかに大切であるか、将来のトップ候補のリーダーは、企業の様々な研修や訓練のみならず、自己研鑽を常にしていくことが厳しく求められていることを、肝に銘じておかなければならないと思います。


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