38)徳あるリーダーの条件(その2:「仁」とは)
皆さん、こんにちは!
今日は、徳あるリーダーの条件(その1:徳とは)でお話ししました、「仁、5つの徳目、徳」という言葉のみで獏としていたので、それぞれの言葉の定義なり私なりのコメントで若干補足させていただくことにしました。
今回は、最初の「仁」です。
5つの徳目、「礼」、「知」、「信」、「義」、「勇」の基礎になるものです。それらを支える力です。
「仁」とは、分かり易い日本語で言えば、利他の心である「愛」であり、仏教用語で言えば「慈悲」という言葉で表現できるかと思います。「人生修行の道」の「原点」ともいえるでしょう。
「理念経営」とは、一言で言えば「理念ベース(人間性尊重の哲学)のマネジメント」という言い方を私はしておりますが、この「人間性尊重」のベースにあるのが、「仁」であり、利他の心である「愛」であり、「慈悲」です。
ここで、誤解しやすいのが「愛」ですが、少しコメントしておきたいと思います。
世の中では「愛」というと、「溺愛」とか「愛着」など、自分のものにしたいといった、どちらかというと「我欲的」なニュアンスがあります。ここでは、真逆の「利他の心」であり、「奉仕の精神」といった、意味で使っております。
ビジネスでは、「CS:顧客満足」とか、最近では「UX:顧客体験」という言葉がよく使われているようですが、それらの根底にあるべきものが、利他の心である「愛」です。「我欲」ベースでは短期的に成功することはあったとしても、長期的な発展・繁栄は決してあり得ないと思っています。
人生修行として徳を磨くためにも、またビジネスで真に繁栄するためにも、利他の心である「愛」が極めて重要であると、私は確信しております。理念経営を目指す経営者、リーダーにとって、必須の条件であると私は思います。
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