72)経営戦略について(その1:経営理念と経営戦略の関係;Why、What、How)
みなさん、こんにちは!
いよいよ、今回より、「経営戦略」に入ります。
経営戦略とは、「組織の持続的競争優位を確立するための基本的な考え方」と、いえるでしょうか。
その構成要素として、私は、3つあると考えています。
「なぜ(目的、意味)」(Why)、「何をするのか」(What)、「どのように実行するのか」(How)の3つです。
「理念経営」にあてはめてみましょう。
すでに学んできました、「経営理念」が、「なぜ(目的、意味)」(Why)に当たります。
経営戦略の、最上位にある「考え方」(概念)が、「経営理念」です。組織活動の大きな方向性を示すものです。
「経営理念」を具現化するためにあるのが、まずは、「ありたい姿」です。
組織全員で共有し、目指すべきターゲットです。
これが、「何をするのか」(What)に当たります。
「ありたい姿」を実現するためにあるのが、3つめの「どのように実行するのか」(How)に当たります。
「ありたい姿」を実現するためには、いろいろな「経営課題」があるはずです。
それら1つづつ解決するために、具体的に展開していくための戦略があります。
私はこれを「展開戦略」といっています。
ただし、以降、「経営戦略」という場合は、「ありたい姿」と、「展開戦略」のセットのこととし、「経営理念」とは一応、区別したいと思います。一般的には、区別する場合が多いと思われるからです。
(「経営戦略」について、詳しく学ばれる場合は、『経営戦略の論理』伊丹敬之著(日本経済新聞出版社)がお勧めです。やや難解な部分はありますが。)
今回は以上とします。
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