62)経営理念について(その11:行動指針➁、基本マインド)

 みなさん、こんにちは!
今日は前日(コラム61)に引き続きまして、「行動指針➁」、「基本マインド」です。

マインドとは、組織全員のとるべき、「仕事への取組み姿勢習慣態度」のことです。
なかでも、特に重要で必須のマインドのことを、私は「基本マインド」と呼んでいます。

「行動指針」の核の部分に当たるのが、まさに、この「基本マインド」です。


「基本マインド」は、「思いやり」、「学び」、「反省」、「向上心」の4つのパートから構成されています。
私は、これらを、「4つの基本マインド」と呼んでいます。
個々のご説明は不要と思いますので、割愛させていただきます。

以下、4つの基本マインドについて、具体的な「姿勢、習慣、態度」を列挙しました。
私自身の過去の経験も踏まえ、「理念経営」の行動指針として、不可欠と思われるものを厳選いたしました。

なお、4つの基本マインドに対応させて、徳あるリーダーになるための「徳目」を、()にて追記しています(→コラム37、38、39)。
また、成果を出すためのツール、「PDCA」(私は「マネジメントサイクル」と呼んでいます)の、Plan(プラン:計画の作成)、Do(ドゥー:計画の実行)、Check(チェック:進捗の確認)、Action(アクション:計画の見直し)の各段階と対応していることを、『』にて示しました。上記2点についての詳細は、別の機会にさせていただきたいと思います。

皆さんが「行動指針」を検討し、作成される際の、ご参考になれば幸甚です。

基本マインド1:【思いやり】(仁、礼)『P』
 ➀お客様には、感謝の気持ちを忘れない。
 ➁相手の立場や気持ちに共感できる。
 ➂「まごころ」を込めた仕事をする。
 ➃ひとの役に立つことを誇りに思う。
 ⑤認め合い、助け合い、祝福し合う。

基本マインド2:【学び】(知)『D』
 ➀常に問題意識をもって、必要な情報を得る。
 ➁体験や気づきを大切にする。
 ➂疑問点やポイントは現地・現物で確認し、データや論理で検証する。
 ➃専門知識や技術・技能習得の努力を怠らない。
 ⑤成功からも失敗からも教訓を学び取る。

基本マインド3:【反省】(信、義)『C』
 ➀問題点が発生したら、自分の責任と考える(常に、当事者意識を持つ)。
 ➁ひとのアドバイスには謙虚に耳を傾け、間違いは素直に受け入れる。
 ➂問題点には真の原因を追究し、確実に再発防止をする。
 ➃自分の思ったこと、口にしたこと、行ったことに対し、責任を持つ。
 ⑤お互いの信頼関係を大切にする。

基本マインド4:【向上心】(勇)『A』
 ➀前向きで高い目標に取り組む。
 ➁この工夫は世界一」、「この商品は世界一」を目指す。
 ➂何事も失敗を恐れず、チャレンジする。
 ➃自らの強みをチャンスに活かす。
 ⑤念いは、いつかは必ず実現すると信じる。


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