63)経営理念について(その12:経営理念の本質とは①、組織は生き物)
みなさん、こんにちは!
きょうは、「経営理念の本質とは」というテーマです。
ここまで、「経営理念」について、11回分のシリーズで、皆さんと共に、学んできました。
私自身も、あらたな気づきがあり、理解・納得し、腹落ちすることが多々ありました。
しかし、これが「経営理念」なのだ、という核の部分(本質)が、いまいち、あいまいな感じがしていました。
そこで、「経営理念」の核の部分(本質)を、シンプル、かつ分りやすい表現で、コンセプトとして、まとめてみたいと思います。
会社組織については、しばしば、生命体(生き物、ヒト)に例えられることがあります。
たとえば、経営学の泰斗、ドラッカーは、「組織の精神(Organization spirit)」という表現をしています(「spirit」には、精神、魂、精霊、といった意味があるようです)。
「組織の精神というものを大切にするマネジメント、、、。」といった具合です。(『マネジメント』より抜粋)
さらには、日本の経営学の重鎮、伊丹敬之/加護野忠雄両氏の共著、『ゼミナール経営学入門』にて、以下のように、会社(組織)について説明しています。
「企業は生き物である。物理的な存在、固定した存在、孤立した存在ではなく、生き物のごとく変化し、生き物のごとく多様な側面をあわせ持った、そして社会の中に生きる存在、生かされている存在である。」
要するに、「組織には精神や魂があり、生き物のごとく変化し、社会の中に生きる存在である。」ということなので、結論として、「組織」は、「人」に例えることができる、といえることになります。
以下、「組織」と「人」を対比しながら、「組織の経営理念の本質」を明らかにしていきたいと思います。
人間と関連させながら、類推していくことは、我々にとって、直感的にも理解しやすいからです。
とりあえず、今回はここまでとします。
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