67)最強のリーダーシップ(その3:上善(じょうぜん)は水のごとし)
みなさん、こんにちは!
「木鶏(もっけい)」と同じく、中国古典で有名な言葉、「上善は水の如し」を学んでいきたいと思います。今までご存じでなかった方も、是非、シェアしましょう。
《上善は水の如し》
世の人は、
だれでもが一歩でも上へ、
一つでも高い地位をほしがっている。
みずはその反対に、
低い所へ低い所へと
流れていく。
つぎつぎ支流をかかえて、
だんだん広く大きくなっていく。
最後は海に流れて、偉大な存在になる。
(『老子』より、引用)
これと似た言葉がありますので、合わせご紹介します。
意味はほぼ同じと思います。私も大すきな古歌です。
すゑ(末)つひに
海となるべきやま水も
しばし木の葉の
したくぐるなり
以下、解説です。(『老子・荘子の言葉』より引用)
理想的な生き方は水にある。
最上のいいこと(上善)というのは、たとえてみると、水のようなものである。
水は善く万物を利して争わず
水は、万物に利益を与えていながら、決して、他と争わない。
この自然の中で、水なくして生きているものは、一つもない。
それほど偉大な存在でありながら、決して誇ることをしない。
水は、丸い器に入ると、丸くなる。四角の器に入ると四角になる。
どんな形の器にも逆らわない。柔軟であり、謙虚である。
以上です。少しでも皆さんにとって、ご参考になれば幸甚です。
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