69)経営理念の役割
みなさん、こんにちは!
今日は、「経営理念」の役割についてです。
組織における、経営理念の役割には、何があるのでしょうか。
まず最初に、「経営理念」と何なのか、確認しましょう。
「組織」を「人」に例えると、一言でいえば、《「志」と「生き方」》のことでした。(→コラム64)
ここで、「志」は、「基本理念」(価値観)、「あるべき理想の姿」(存在意義)、「ミッション」(使命)より成ります。
また「生き方」は、「経営指針」と「行動指針」より成ります。
そういった観点で、組織をみてみると、以下のような役割が浮かんできます。
①各メンバー(もちろん、経営トップも含みます)が、揃って向かうべき基本的な方向となる。
②各メンバーの働きがいや生きがい、勇気の原動力となる。
③日々の判断・行動の、基準や指針となる。
④新たな製品やサービス、ビジネスチャンスを、生みだすもととなる。
⑤すぐれたカルチャーをつくる。
①、②、③については、ご説明は割愛いたします。
「志」には、上述のように、「事業目的」であるミッション(使命)が含まれていることからも、④については、容易に、ご理解されることと思います。
最後の⑤です。
「経営理念」が、組織に浸透、定着化した結果、得られるのが「カルチャー(文化)」と言われています。(→コラム51)
「生き方」には、上述のように、「経営指針」と「行動指針」から成ります。
とくに、「行動指針」は、「組織全員のとるべきマインド(仕事への取組み姿勢、習慣、態度)」のことであり、カルチャー形成の必須の要件であると思います。
以上より、⑤についても、ご理解・納得されることと思います。
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