64)経営理念について(その13:経営理念の本質とは②、「志」と「生き方」)
みなさん、こんにちは!
今日は、いよいよ、経営理念の核の部分(本質)に迫ります。
「人に例えることで、シンプルでわかりやすい表現」にすることが、狙いです。
まず、「会社(組織)の経営理念」を、今までの、おさらいをしながら、まとめてみました。
《会社(組織)の「経営理念」》:経営の対象は「事業」
①核となる部分(狭義の経営理念)
❶あるべき理想の姿(存在意義):光り輝く組織→社格向上
❷使命(ミッション):社会貢献(人々の幸福、豊かな社会)
❸基本理念(価値観):「利自即利他」
②指針となる部分
❶「経営指針」(「経営マインド」など):経営者としての、事業への取組み姿勢
❷「行動指針」(4つの基本マインド):「思いやり、学び、反省、向上心」
この「会社(組織)」の「経営理念」を「人」の「経営理念」に変換してみますと、以下のようになるでしょうか。
《人の「経営理念」》:経営の対象は「人生」
①核となる部分(狭義の経営理念)
❶あるべき理想の姿(存在意義):光り輝く自分→人格向上
❷使命(ミッション):社会貢献(人々の幸福)
❸基本理念(価値観):「利自即利他」
②指針となる部分
❶「経営指針」(人生への取組み姿勢)
❷「行動指針」(4つの基本マインド):「思いやり、学び、反省、向上心」
以上の「組織の経営理念」と「人の経営理念」を比較検討します。
目的は、「組織の経営理念」を、よりコンパクトにするためです。
「人の経営理念」では、以下のようにまとめました。
①-❶、①-❷は、合わせると(①-❸は、❶と❷のベースです)、「志」といえるでしょう。
(「志」には、心に思い決めた、目指す行先、といった意味があるようです)
②-❶、②-❷は、合わせると、「生き方」(生き様)といえると思います。
この結果を、「組織の経営理念」にフィードバックし、コンパクトにします。
経営理念は、以下のように、コンパクト化されます。
①核となる部分(狭義の経営理念)
❶、❷、❸を合わせると、「志」
②指針となる部分
❶、❷を合わせると、「生き方」(生き様)
以上をまとめますと、
「会社(組織)」を「人」に例えることで、「組織の経営理念」の核の部分(本質)としては、以下のように、コンパクトに表現できるのではないか、というのが、今回の私なりの結論です。
ー経営理念とは、「人」に例えて、一言でいえば、【「志」と「生き方」のこと】であるー
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