61)経営理念について(その10:行動指針➀、その意義)

 みなさん、こんにちは!
今日は、「行動指針」です。

「行動指針」については、多くの会社で導入されていると思われます。
ご存知の方も多いことでしょう。リッツカールトンのクレド(信条)が有名ですね。

いずれにしましても、私としましては、「行動指針」を以下のように定義しています。

「組織全員のとるべきマインド(仕事への取組み姿勢習慣態度)」です。
要するに、「私たちは、こういうマインドで、日々の仕事に取り組んでいます。」ということです。

理念経営を目指す経営者にとって、あるいは、会社にとって、「経営理念」が組織に浸透し、定着化することは、最重要課題である、といってもいいでしょう。

なぜなら、組織全員が、「経営理念」実現に向かって、日々、自発的に、当たり前のごとく仕事に取り組むようになるのですから、会社としての成果には、計り知れないものがあることは、言うまでもないからです。
勿論、経営層のマネジメント能力もそれに見合ったものであることは言うまでもありません。

では、何をもって、組織に、経営理念が浸透し、定着化したといえるでしょうか?

私の尊敬する経営学者は、「カルチャー(文化)が形成されること」であると、スッパリと言っきっています。私も、経験的に、その通りであると、理解・納得しています。

そのカルチャーが形成されるための必要条件は、全社員が、「会社のあるべき理想の姿」を目指し、共有し、新たな価値創出に向けて、日々努力し続けることであるといわれています。
そういった活動の「場」を通じて、創造的な、理念経営にふさわしいカルチャーが形成されるということです。

ただ、努力するだけでは、カルチャーは形成されません。そこで、不可欠(十分条件)というべきものが、最初に触れました、「組織全員のとるべきマインド(仕事への取組み姿勢習慣態度)」です。
今日のテーマの「行動指針」です。

ビジネスにおける、必須のマインド(わたしは「基本マインド」と呼んでいます)があるというのが、長年の自身の体験から得られた、持論とでも言うべきものです。

次回、この「基本マインド」(4つで構成)と、それぞれに関連する、具体的な「姿勢、習慣、態度」を列挙していき、皆さんのご参考になればと、考えています。

今日は、以上としたいと思います。

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