【理念経営2.0:存在意義(パーパス)とブランディング(その2)】

 組織の存在意義(パーパス)を明確にして「従業員」が「目標」として「共有」し、日々活動することで、「存在意義(パーパス)」を核とする「カルチャー」が組織に広がります。その結果、「従業員(組織)」と「顧客」、あるいは「社会」との間で「共感の輪」が広がります。つまり、「共感の輪」を通じて、「組織」「顧客」「社会」の間の「結びつき」を強くすることができるのです。これが「ブランディング」です。
 我が国企業は、海外諸国の企業に比較して「ブランディング力」が弱く、それが「競争力」を失う主な原因の1つとなっているようです。
「ブランディング力」を強化するためには、必ずしも大企業のように「メディアを通じた大規模な広告」に頼らなくても、少ない費用でも工夫次第で十分可能と思います。「中小企業」とくに「小規模企業」にとって、低成長下の閉そく感を脱却するための主要なツールとなるでしょう。
(『中小企業白書を読む(2022年対応版)』安田武彦監修(同友館)、『これからのデザイン経営』永井一史(株:クロスメディア・パブリシング)などが参考になるかと思います)

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