【理念経営2.0:倒産回避のためにはー(その4)実践的心構え】

 倒産を回避し、Ⅴ字回復に成功するためには、それなりの心構えが必要です。ここでは実践的かつ重要と思われるものを5つに絞りました。

「何もせずにいれば業績が下がる」という現状認識が、経営努力の原動力となる。

決断し実行することで成果は生まれる。ただし、「決断のスピード」「決断の質」「決断の検証」がその前提にあることを忘れない。ここで、「決断の質」「決断の検証」のためには「管理会計」は必須のスキルとなる。

❸今月、会社はいくらの成果(売上)を挙げているか、その結果、来月にはいくら入ってきて、一方でいくら支払わなければならないか、この質問に数秒で答えられない経営トップは失格である。「経営数値」に常に敏感であることが何よりも重要である。

❹会社の財務はガラス張りにしておくべき。経営トップ自らを律するために、最低でも信頼できる人とは情報を共有することが必須である。これができていない会社を知っているが、経営トップへの不信感の芽となる可能性は高まる。

安易な借金は安易な経営につながる。資金繰りの都合上、返せる見込みが明確な借金なら許される。

 以上、「実践的心構え」については、『つぶれない会社の鉄則30』梶田研(産学社)などを参考にさせていただきました。                      


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