【理念経営2.0:日々の決断がブレないための「経営指針」】

 中小企業、とくに小規模企業の経営トップの日々の決断は大変重要です。日々の判断や決断が、ブレずに的確に行われることを少なからず担保できるものとして、「経営指針」があります。(詳細については、拙著「理念経営入門・第1巻」第3章をご参照ください)

「経営指針」は、「ビジョン」(あるべき姿)と「経営マインド」で構成されます。ここでは、「経営マインド」についてポイントのみ説明します。もちろん「理念経営」が前提にあり、その「4つの要件」①徳あるリーダーの存在、②理念ベースの経営、③着実な成果、④永続的発展・繁栄、とリンクしています。

以下、「経営マインド」について説明します。❶~❹の4項目あります。矢印以下の番号は上述の「4つの要件」の番号と対応しています。

❶日頃より、「謙虚さ」「反省の心」を大切にする。→①②

❷「ビジョン」実現に向けての「責任感」「使命感」「情熱」を持つ。決してぶれない覚悟を。→ ②③④

❸決断に際しては、「創造的直感」を大切にしつつ、「仮説・検証」に基づく実証主義を忘れない。→③

❹「変化」には、常に危機感を持ち、冷静な判断に基づき決断し、迅速に対応する。→③④

 以上ですが、必ずしもこの通りである必要はありません。あくまでも基本ですので。経営者の皆さんが、日々の判断でブレそうになるときの状況を、冷静に観察・反省して、その原因を除去できる「独自の考え方や指針」を加えることが大切です。


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