【理念経営2.0:理念経営の4つの要件】

 私は「理念経営」の定義として以下のように考えています。

「利他の思い」を起点とする「経営理念」を経営の中心軸とし、一連の経営活動を通じて成果を出し、多くの人々を幸福にする「経営の在り方」

 こういった「理念経営」の具備すべき必須の条件(要件)として、以下の4つがあります。               

⑴「徳ある」リーダーの存在

⑵「経営理念」を軸とした経営

⑶着実な成果(三方よし)

⑷「永続的」発展・繁栄

 ここでは特に重要と考えている⑴「『徳ある』リーダーの存在」について、主なポイントを説明します。

「徳ある者」とは、「自分の利益、豊かさ、幸福を考える以上に、他人や社会の利益、豊かさ、幸福を考える人」のことです。 

 真の「理念経営実現」には、「徳あるリーダー」あるいは「高き徳を目指すリーダー」が、組織に存在することが必須です。なぜなら、自分の利益を中心とするリーダーだけでは、「経営理念」を経営の中心軸にした活動は不可能です。形骸化した「理念経営」になるのは必至だからです。 以上より、自分の欲得中心のリーダーばかりの組織では、 従業員や顧客、社会の人々を幸福にする「理念経営」実現は全く不可能です。「永続的」発展繁栄(ゴーイングコンサーン)どころか、やがては衰退し、倒産する組織になるでしょう

(上述の内容についての詳細は、『全7巻シリーズ第1巻』第1章をご参照ください)

                            

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