【理念経営2.0:価値創造(その1)「価値創造サイクル」】
新たなアイデア(価値)を創出するためのツール「価値創造サイクル」の紹介をします。私のオリジナルではあります。(サイクルの図など、詳しくは拙著『理念経営入門・第5巻』第2章をご参照ください)
ツールのベースになっているのは『アイデア発想法』川喜多二郎(中公新書)で紹介されている「研究と言う名の仕事」です。
「価値創造サイクル」は、上述の「研究と言う名の仕事」を私なりに見える化したものであり、以下の「8つのステップ:価値創造の流れ」から成ります。
❶課題の設定
❷情報の検索・収集:妄想・想像しながら、課題に関係がありそうな情報を探索・収集する
❸現場の観察・本質の探究:現場を探索し直観ベースで本質を探索する
❹発想(アイデア):暗黙知を形式知に変換する
❺アイデアの組替・飛躍:単なるアイデアに留めず、異質結合などにより独創性・優位性を飛躍させる
➏テスト計画の立案:アイデアが適切か、検証のためのテスト計画を立案する
❼テスト計画の実施・まとめ:テスト計画を実施し結果をまとめる
❽アイデアの検証:得られた知見に基づきアイデアが適切か判断する
かなり実効性の高いツールであると思います。是非身につけてください。
そのためにも、ステップ❸~❺は、本サイクルの核となる重要な部分ですので、順にポイントを説明します。
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