【理念経営2.0:価値創造サイクル②】
現場の観察・本質の探究
「サイクルの3番目に、「現場の観察・本質の探究」があります。既述の「5ゲン7カンループ」の「直感的・共感的な観察方法」は、この「現場の観察・本質の探究」に該当します。
本田宗一郎の有名な写真(拙著『理念経営入門・第5巻』第2章をご参照ください)があります。米国デトロイト市にあるフォードミュージアム(過去に一度訪問したことがあります)にも展示されていたと思います。
恐らく、新しく開発したエンジンをバイクに実装してテストをしている場面でしょう。地面にしゃがみ込んで手をつき、マシンと同じ高さになった状態で、マシンをまず目でとらえ、耳でエンジン音を聞き、鼻で燃焼状態を確認し、地面についた手で振動を確かめる、といった状況です。
このように「5感を駆使し、対象に感情移入して深く入り込み、理性的な分析も加えながら観察・探求している」、これぞ「直感ベースで本質を探究している姿」と言えるものです。
<TOPページへ>
コメント
コメントを投稿