【理念経営2.0:適材適所②】
「能力」とは
「能力」とは、「ものごとを成し遂げることのできる力」(=ability)のことです。個人にとっても、組織にとっても、各人の能力をさらに高めることは必須の課題です。
この「能力」については、以下のような式で表現できるでしょう。(『才能の見つけ方』八木一平・KADOKAWAより)
「能力」=「才能」×「知識・スキル」
ここで「才能」とは、とくに意識しなくても「当たり前にやれること」です。その人の「持ち味」であり、やっていると「自分らしさ」を感じることができます。また、やっていると「時間が速く過ぎる」といった特徴があります。
たとえば、「才能」の例として「新しい知識を学ぶこと」が持ち味の人がいます。その人にとっては、「読書」をしたり、「セミナー」に参加して新しい知識を学ぶことは、特別に頑張らなくてもそれなりにやれてしまう、ということです。
一方「体を動かし実践すること」が持ち味の人にとっては、読書やセミナーに参加することは、苦痛以外の何物でもありません。
つまり、「適材適所」においては、各人の「能力」だけではなく、「才能」についても配慮することが重要となるのです。
「才能」とあまり関連しない分野の「知識・スキル」をいくら身に着けようと努力しても、卓越した「能力」に成長することは困難であるということです。
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