14)アフターコロナで有効な技術革新の手法
みなさん、こんにちは!
梅雨ももう少しで明けるようです。
アフターコロナということで、「今後はこのようになる」ということが盛んに言われていま
す。ある雑誌(『アフターコロナ』)で述べられていた、マネジメントに関連した記事で、
皆さんと共有したい内容がありましたので、ご紹介いたします。
それは「技術革新の手法」についてです。現在の新製品開発では、一般的に、「競争が激し
く、より高付加価値で、多機能なもの」が追求されています。しかし、コロナ禍で、急遽に
クローズアップされているものが、今回取り上げます、「フルーガルイノベーション(質素
倹約型革新)」といわれる技術革新手法です。
もともとは2010年ごろ、アフリカやインドなどの新興国で事業を始める際に必要な手
法、ということで、初めて注目されるようになりました。「製品の機能を必要最小限にそぎ
落し、安価なコストで製造販売する手法」です。私の記憶では、当時は「ジュガードイノベ
ーション」と呼ばれていました。英語とヒンズー語の違いで、内容は同じものと考えていま
す。
当時、日本の家電メーカーがインドなどに高機能の製品を輸出したり、現地で生産しようと
していました。しかし、必要以上の機能で、価格も高いので、現地の人からは受け容れられ
ず、全くの不振でした。
今回コロナ過で、「フルーガルイノベーション(質素倹約型革新)」が急遽にクローズアッ
プされてきたのは、人口呼吸器の数が不足し、大問題になったことがきっかけです。精密機
械で製造も簡単ではなく、熟練者でないと操作もできないようです。現在、一般的な価格は
100万円以上するそうですが、3Dプリンターを駆使する等により、「価格を1万円に抑
える」という目標で、開発が進められているとのことです。
今後は一般の製品にも、こういった質素倹約型技術革新による製品やサービスが、続々と登
場してくるのではないかと、私は考えています。以上、ご参考になればと思います。
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