【理念経営2.0:組織コンセプト:②内部統制(コンプライアンス)】

 【②内部統制(コンプライアンス)】

 エンロン事件(2005年)やリーマンショック(2008年)を経験し、「行き過ぎた自由の弊害」があることを学びました。対応として「内部統制」を導入する企業も多いと思います。

 京都で3年ほど、とあるベンチャー企業に勤めていたことがあります(2005年から2007年)。その頃「内部統制」のしくみが日本にも導入されました。

 ただ企業に強制されつつある内部統制のルールは、正確な財務諸表の作成や小さな不正の排除という効果はあるかも知れません。しかし経営担当者の負荷が増えコストがかかること、また、必ずしも価値創造が活発になされるといった「良い経営」につながらないものであることを忘れてはならないでしょう。

 前述の「内部統制」の問題点に対して、『経営の精神』加護野忠男(生産性出版)にて「ルール主義経営の問題」と題して説明があるので、関心のある方は是非ご覧ください。


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