83)「ビジョン」について(その3:提供する顧客価値のタイプ 製品販売型と顧客体験型)

みなさん、こんにちは!

顧客に、価値を提供する方法には、2つのタイプがあります。

1つは、「製品販売型」です。

製品(サービスも含む)を販売して、利益を確定するビジネスのやり方(ビジネスモデル)

です。顧客に製品を売って、あとは顧客とのつながりはないので、「売り切りモデル」とも

言います。

差別化やコスト競争で、競合より優位に立てることが、成功の条件になります。

また、最近では、モノが溢れ、モノを「所有する」ことより、「使用する」ことに価値があ

るとするトレンドがあります。

したがって、「今後とも、製品販売型モデルで安泰である」、とは必ずしも言えないような

時代になっています。

もう1つが、「顧客体験型」です。これは、「製品販売型」のように、「販売時に売り上げ

を立てて、利益を計上し終える」、というやり方ではなく、「製品販売後も、顧客とつなが

りを持ちながら、継続的に収益を得る」、といったビジネスモデルです。顧客が製品を購入

した後も、積極的に顧客に寄り添い、製品の価値を十分に納得してもらえることが、成功の

条件になります。現在のビジネスは、デジタル時代を迎え、顧客とのコミュニケーションが

とりやすく、接点も多く持てるようになりつつあります。

今後は、従来のような、「製品販売型の売り切りモデル」ではなく、「製品販売後も顧客に

寄り添う、顧客体験型モデル」が中心になっていくでしょう。

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