【理念経営2.0:経営理念の白眉、「豐田綱領」⑥】

  「日本資本主義の精神」:「勤・倹・譲」

 実際に「豐田綱領」を吟味してみると、二宮尊徳翁の思想「勤・倹・譲」と強くリンクしていることが分かります。

 この「勤・倹・譲」思想は、明治期に渋沢栄一・安田善次郎、豐田佐吉をはじめとする代表的な事業家に多大な影響を与えました。戦後も松下幸之助や土光敏夫など、多くの名経営者が二宮尊徳翁を再評価し、事業経営に活かしたと言われています。

 豐田綱領の奥には「日本資本主義の精神」のもと・「日本経営の原点」・「勤・倹・譲」の思想があるのです。


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