みなさん、こんにちは! 今日のタイトル、「なんだこれは?」 と思った方も多いのではないかと思います。ヒント は、レッドオーシャン、そしてブルーオーシャン。そうです、赤と青を混ぜると紫になりま すね。 先回、「ブルーオーシャン戦略」についてお話しました。本質は、大変オーソドックスな、 「スマート(価値を高める)・リーン(コストを削減する)戦略」に含まれる、といった内 容です。 しかし実際のところ、「価値を高め、 同時に コストを下げる」ことは、一般的に難易度が高 いと言われています。また、Q&B(低価格のヘアカット専門店です)は、ブルーオーシャン の一例と言われていますが、その後、簡単に真似されてしまいました。このように、「ブル ーオーシャン戦略」は、「ノウハウが簡単に見破られやすい」という欠点があります。 一方、「パープルオーシャン戦略」の場合、思いっきりぜい肉をそぎ落とし低コスト化した 後、高付加価値化を狙います(逆もあるかも?)。現状のベースから飛び石のようにジャン プすることなく、シナジーを聞かせながら2段階で新しい事業モデルを実現しますので、成 功確率は高く、簡単には真似できないと言われています。 最近の国内の事例としては、ユニクロが有名です。ユニクロは、より低価格のGUをオープン し、さらに、よりデザイン性の高いTheoryをオープンしました。それらで研究しノウハウを 蓄積してから、両者の特徴を生かし、現在東京有明に”有明モデル”なるものを建設中のようで す。DX(デジタルトランスフォーメーション)を取り込み、従来の直列型のバリューチェー ンから、ネットワーク型のバリューチェーンへと組織を進化させています。「より高付加価 値、低コスト化を狙っている」と言われています。 まさに、典型的な「パープルオーシャン戦略」と言えるでしょう。 皆さんもアフターコロナに向け、身近なところからこの「パープルオーシャン戦略」にチャ レンジしてみてはいかがでしょうか? 先にお話しした「フルーガルイノベーション」とも 一脈通じるものがありそうですね。 <TOPページへ> https://rickrinen.blogspot.com/