【理念経営2.0:全社一丸経営】

  全社一丸経営

  倒産のリスクを回避するためにも、V字回復の段階で少しでも早期かつ効果的に利益を出し、経営の健全化を目指すものですが、その過程では、経営トップによる命令・指示が主体となる「統制型マネジメント」に陥りがちです。

 私はそうした経営のあり方を全社一丸経営」と呼んでいます。「全体主義経営」と言っても良いでしょう。短期決戦ではやむを得ない場合もありますが、全体主義的な経営は、長期的に成功することはありません

 なぜなら、組織のメンバー一人ひとりの自由が限られ、「自発性」が発揮しづらく、その結果として「働きがい」も得られなくなるからです。さらには、「エンゲージメント(組織への貢献意欲)」も著しく低下していくことになるでしょう。


<TOPページへ> 


コメント

このブログの人気の投稿

71)経営理念の事例:JALグループ

【理念経営2.0:レジリエンス④】

18)パープルオーシャン戦略