24) 理念経営の本質‐その1:決断を支える「人間性尊重の哲学」

 みなさん、こんにちは!彼岸も過ぎ、大分涼しくなりました。

今日は、理念経営の重点テーマ:3本柱の1つ目のご紹介です。第1の柱が、「理念ベース(人間性尊重の哲学)のマネジメント」です。これにはさらに4つの課題がありますが、今回はまとめてご説明したいと思います。

企業のマネジメント(経営)を考える際に、「企業組織」とその周りを取り囲む「環境」を考えます。従って、経営としては、「その組織の環境をマネジメント」すること、「組織内部の人間集団をマネジメント」することが必要となります。

さらに厳密に言えば、「組織と環境それぞれの中での矛盾(コンフリクト)をマネジメント」、「組織と環境間での矛盾をマネジメント」することが必要です。「矛盾のマネジメント」こそが経営の本質といえるでしょう。なぜなら、矛盾こそが発展のエネルギーの源泉になると言われているからです。

以上より、経営の本質は、矛盾のマネジメントであり、中核に決断(意思決定)があると言えます。

決断がなければ、先に進まず、成果はでないからです。また、決断は、経営者にとって大変勇気がいるところですが、それを支えることができるのが、哲学であり企業理念(人間性尊重の哲学)といえると思います。

以上、今回はエキスだけですが、理念経営の3本柱の1つ目のご紹介です。

補)「人間性尊重」とはトヨタでもよくいわれていますが、人間の尊厳を重視するもので、付加価値のない仕事、働き甲斐の持てないような仕事を決してさせないことです。

(以上、『ゼミナール経営学入門」、『経営の知的思考』(共に伊丹敬之著)等を参考)

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